
ミサイル発射想定の住民避難訓練を昨年度の3倍実施へ 政府
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北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を踏まえ、政府はミサイル発射を想定した住民避難訓練を、今年度は昨年度の3倍に増やす方針です。
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北朝鮮は前例のない頻度と方法で弾道ミサイルの発射を繰り返していて、今月13日に発射された際には、日本の領域内としては初めて北海道周辺への落下予測が出されました。また今月19日には、初の軍事偵察衛星が完成したとして、打ち上げに向けて最終準備を急ぐ方針を明らかにしています。こうした北朝鮮の動向を踏まえ、政府はミサイル発射時の対応について、理解を深めてもらうことが重要だとして、自治体と共同で行っているミサイル発射を想定した住民避難訓練を、今年度は昨年度の3倍に増やす方針です。周辺海域にミサイルが落下したことがある北海道や青森県のほか、人口の多い大阪府や埼玉県、千葉県など全国21の道府県で合わせて36回実施を計画しています。松野官房長官は、「訓練の必要性を丁寧に説明し、より多くの地域で実施されるよう積極的に取り組んでいく」と話しています。